番外編。時系列は無視してね。
昨夜のひとコマ。もっともな理由をもって
私を訪ねて来た後輩。分かるんです。私に会いたい気持ち。理由があったら会いに行けるから。そいつが右側。私の唯一の弟子。
やさぐれる前の[○んさん]みたいでしょ。
実写版になる時は推します。一応、著作権に配慮。左は仲間の誠。普通にいい男です。
笑顔が物語ってますよね。本当の意味でのいい男。アトリエの仲間です。
そして朝まで語り合い、朝帰りの弟子を送り出し、熱いシャワーを求め、一睡もしてない身体をリセットすべく実家へ。
玄関先では、相も変わらず朝からゴゾゴゾする親父。無駄なバイタリティを誰かに分けてあげたい。いつもの光景を横目に風呂場に向かいます。リセットして出てくると、無言で朝飯が用意されており、こんな感じ。
時間で言うと、まだ7時ですよ。
玄関先でフルパワーでキャンプです。
私に朝食のピザを焼いているのです。
正確に言うと、ピザ食べようとしている時に
私が風呂を借りに来たんですけど。
迷い無く自分の時間、朝食の為にピザを。
バイタリティ分けてあげたくなります。
お気付きでしょうか?
美味しそうに見えます?
焼けて無いですよね?
皆さんのイメージですか?
表面のコゲ感だとか、チーズの溶ける感じとか?[完成か?]普通に親父に言いました。
でも焼けてるんですよ。ほら。
お店で出たら怒るレベルで。
タバスコが好きでかけてるのか、それとも何も
無かった事にしたいのか?無心で異常な量をかけてます。
クドイですが、食べる前から味の結末が見えると言うか。私が来ても来なくても、朝から1人で発がん性が有りそうな物を食べようとしていたのです。しかも朝食で。あれほど準備して。ただただ[苦い]でしょう。
挙句、箸で。そこまでして箸で。
どっちの文化に寄せたいのか?
親父の振舞いは止まりません。
本来なら1人で優雅に発がん性物質を食べる予定だったので、シェアした分、足りないのです。急遽、ホットサンドを。流石は親父です。
手早く作って焼いて。
今度こそは期待出来そうです。
ビジュアル的には申し分無しです。
食べる前の私に[何も入って無いぞ]ん?
単に余ったピザソースと申し訳無い程度のキャベツ。[何がしたかったんや?]普通に親父に問いかけます。無駄に焼き加減だけが最高です。
ただ、朝の忙しい中、コンビニで買ったホットサンドなら悲しくなります。
キャンプ歴が長く、庭先、玄関先でベテランキャンパーっぷりを発揮する親父。ちゃんと飲み物も抜かり無く。大手企業が商品化している物なので今度こそは安心です。
マグカップも40年前位の物。お湯の量にも心配は有りません。今度こそは。
最後まで裏切りませんでした。
代用では無く[お前が使いよったんか!]
何故か座って待っていただけの私に罪が降りかかります。
よりによって、その箸で。自分がどう言った意味で生まれてきたかを再確認させられました。
ご馳走様でした。ごめんやけど、美味しくは無かった。有り難かったけど。仕事行ってくるわ。今日も頑張って行くわな。最近大嫌いだった親父とすら仲良しです。